平成から令和へ
そして、元号は平成から令和へ。
昭和から平成に変わった時は私はまだ子供だった為、あまりハッキリ記憶がないのだが、昭和天皇の崩御により、世間は暗いムードだったことは記憶している。
それに比べ、今上天皇健在での新元号発表はある意味お祭り騒ぎだった。
テレビも世間の会話もそれ一色。私も結構ワクワクして官房長官の発表を見た。
明るい気持ちで新元号を語れる事、明るい新元号の報道を見られることは、とても気持ちが良いものだった。
それに伴い、明るいテーマとして今上天皇と皇后様の歩み、平成の文化の特集や歴史など、色々な特集を目にする機会が増えた。
主に平成を生きて来た私としてはそれもまた懐かしく、楽しい時間となった。
今上天皇と皇后様の歩みに関しての特集では、
沖縄訪問の際、過激派から火炎瓶を投げつけられたがそれを非難せず、「沖縄の苦難の歴史を思い、これからもこの地に心を寄せ続けていく」と表明する談話を発表した『ひめゆりの塔事件』の事や、被災地で床に膝をついて被災者の話を聞き寄り添う天皇の姿、今までの天皇の中で最も国内外色々な場所を訪れ、人々と交流を持った方であると言う事など、様々な事を目にした。また、天皇陛下と皇后様の絆、愛の深さも知ることができた。
私は、保守派でもなければ特に皇室について強い考えをもっている人間ではないが、
天皇陛下と皇后様は紛れもない人格者だと感じている。尊敬している。
100%の公務がしたいがそれが難しいという理由で生前退位の意向を示した天皇だが、
(これは私の憶測だが)明るいムードで新元号を迎える事のできる時間。それを天皇自身が想像していたのかもしれない。
明るい気持ちで新しい時代を迎えて欲しいと願ったのかもしれない。
平成時代には様々な出来事や事件があり、様々な流行や文化が生まれ、科学技術の発展はすごかった。昭和時代には想像できないライフスタイルが生まれ、それが当たり前になったりもした。
令和時代は今私たちが想像できないような事が起こり、流行や文化が生まれ、科学技術の発展などにより新しいライフスタイルも生まれるだろう。
5G電波普及による生活の変化を想像するだけでもワクワクするし、宇宙の秘密が科学進歩で解明されていくかもしれないことを考えると胸が踊る。そしてそれ以上の、想像もできない生活やライフスタイル変化には不安もあるが期待が大きい。
ともかく、今上天皇と皇后様には「お疲れさまでした。」「これからはゆっくり自分の時間を過ごしてください。」という思いを持ちつつ、新しい令和の時代を楽しみに迎え、過ごしていきたい。
令和も響も美しい。